- プログラミング全然分からないけどアプリ作ってみたい
- アプリ開発で広告収入を得て遊んで暮らしたい
- Android/iOS両アプリ作りたい
Android/iOS両アプリをリリースした著者が、こんな悩みを持つ初心者のため、最も効率の良いアプリ開発手法をお伝えします。
スマホアプリ開発環境とは
まずは、基本中の基本のスマホアプリ開発環境についてお話しします。
開発環境とは「アプリを作るために必要なソフトウェア」のことです。
料理をするにはコンロや水道を備え付けたキッチンが必要ですよね。
料理がアプリ、キッチンが開発環境と理解してもらえばOKです。
Androidアプリの開発環境 AndroidStudio
Androidアプリを作るのに最も基本的な開発環境はAndroidStudioです。パソコンのOSはWindowsでもMacOSでもかまいません。使用するプログラミング言語はJava、最近では2011年に発表されたKotlin(コトリン)が使用可能です。KotlinはJavaを簡潔にしたコードで、アプリ開発においては重宝するが汎用性においてはJavaに劣るのが現状です。
よってAndroidStudioを利用するうえで必要なものはこんな感じです。
- WindowsまたはMacのパソコン1台
- プログラミング言語JavaもしくはKotlinの知識
iOSアプリの開発環境 Xcode
iOSアプリ作成に不可欠な開発環境はXcodeです。Xcodeを起動させることが出来るのは基本的にMacOSのみ、Windowsでも仮想環境を立ててMacOSをインストールすればXcodeを利用することは出来ますが、Appleのライセンス規約のルールによりアプリのビルド(コードで書いたアプリを起動すること)や配布(作成したアプリをAppStoreで配布すること)を行うためにはMacを所有していないといけません。
使用するプログラミング言語はSwift(Objective-C)です。SwiftはAppleが開発したXcode専用のプログラミング言語で、Xcodeを利用したアプリ開発には不可欠なものです。
よってXcodeを利用するうえで必要なものはこんな感じです。
- MacPC
- プログラミング言語Swiftの知識
Android/iOSアプリ開発に必要なもの
では、ここまでの内容をまとめます。
開発環境 | OS | プログラミング言語 |
AndroidStudio | ・WindowsOS ・MacOS | ・Java ・Kotlin |
Xcode | ・MacOS | ・Swift ・Objective-C |
つまり基本的な開発環境を用いるのであれば、MacOSのPC一台とプログラミング言語Java(Kotlin)とSwiftの知識が必要になります。
これを見てどう思いますでしょうか。
パソコン一台はともかく、プログラミング言語二つを覚えなければいけないのは非常に長い道のりに感じませんでしょうか。
さて、ではここからもっと簡単に効率的にスマホアプリ開発を進める手段をご紹介します。
次世代開発環境「Xamarin」(ザマリンと呼びます)
XamarinはXamarin社(もうない会社)が開発した.NET技術を用いてAndroidアプリやiOSアプリの開発が出来る開発環境です。Xamarin自体がツールでしたが、2916年2月にXamarin社がMicrosoftに買収されたため、VisualStudioに無償で同封される形で、現在は提供が行われています。
難しい説明は抜きにして、Xamarinの良さを単刀直入に言うと「プログラミング言語C#だけでAndroid/iOS両アプリを開発できる」ということです。
但し、iOSアプリに関しては必ずビルド、配布のために本体が必要になるので注意しましょう。
最もお手軽にスマホアプリ開発をする方法まとめ
最後に、初心者が最もお手軽にアプリ開発を行う方法をまとめます。
- PCはMac一台
- 開発環境はXamarinのみ
- 使用するプログラミング言語はC#のみ
XamarinはVisualStudioのCommunityEditionであれば無料で利用可能ですので、アプリ開発初心者の方は是非参考にしてください。
Visual Studio 開発ツールとサービスによって、開発者が任意のプラットフォームや言語でアプリの開発を行うのが容…